【2022年度版】コンフォートゾーンから抜け出して、成功をつかむ具体的方法

知恵・知識

夢はしょせん夢でしかないし、ビジョンなど描いても絵に描いた餅なのでしょうか?もしかしたら、あなたを現状に留まらせているのは、あなた自身なのかもしれません。

この記事でわかること

●コンフォートゾーンの仕組みが理解できる
●成功を掴むための具体的方法を知ることができる

二つの世界(コンフォートゾーンについて)

コンフォートゾーンとは、「居心地のいい場所」という意味であり、多くの人にとってのコンフォートゾーンは現状の世界にあたります。そして、このコンフォートゾーンに留まろうとする本能がすべての生物に存在しています。

では、なぜそのような本能が生物に存在しているのでしょうか?それは、生物にとっては「生き残ること」ことが最重要課題であるからです。つまり、生物の脳は、生き残るために現状を維持するようにできているのです。

例えば、原っぱにいる牛が目の前にある草だけを食べ、その横に生えているキノコを食べないのは、牛の脳が牛の生存にとって重要な草だけを認識しているからです。牛の脳は、生き残ることにとって重要ではない、キノコを含むそれ以外の食べ物を見えなくしているというわけです。それは、牛が生物として蓄積してきた過去の経験の中で、草だけを食べていれば生き残れることを知っているからです。

人間もまた、牛と同じように、本能的に現状を維持しようとしています

夢やビジョン、目標を設定しても結果的に実現できないまま終わってしまうというのは、このメカニズムに原因があると言われています。

変わらないままいれば、大きなストレスを感じることもなく、少なくとも生き残れるであろうことを直感的に感じています(現状の世界)。一方で、変わろうとすれば、大きなストレスが生じる可能性を含み、生き残れる保障もないように思えます(思い描いた世界)

そして、脳はその仕組み上、現状の世界(コンフォートゾーン)と思い描いた世界(コンフォートゾーンの外側)を同時に認識して維持することはできないのです。

だからこそ、人間の脳は、現状の世界に留まろうとします。そして、現状の外側は生き残ることにとっては重要ではない(むしろ生き残るためには避けるべきものである)ので、その世界を無意識に見えなくしているのです。

コンフォートゾーンに留まろうとする生物の本能

骨格筋だけでなく、脳、心臓、肺、循環器、身体エネルギー貯蔵など、身体の強靭さやスタミナに関わるありとあらゆるものに適応性があります。なぜ、人間の身体にはこれほどの適応性があるのでしょうか?

これは一つひとつの細胞や組織が、できるだけすべてを同じ状態に保とうとするところから来ています。これは専門用語で「ホメオスタシス」と呼ばれ、あるシステムが自らの安定を維持するように動く傾向を意味します。

そして、身体には現状を維持するための様々なフィードバックメカニズムが備わっています。ホメオスタシスのメカニズムに負荷がかかるほど激しい運動でなければ、身体に物理的変化はほとんど起こりません。すべてが想定どおりに機能しているので、身体にしてみれば変化する必要がないというわけです。

しかし、ホメオスタシスメカニズムが追い付かないほどの身体に負荷がかかるような激しい運動を持続的に行うと、さまざまな細胞のメタボリズム(新陳代謝)は通常どおりに働かなくなり、いつもとは違う一連の生化学反応が起こり、細胞が通常作るのとはまったく異なる生化学物質が作られます

細胞はこのような状況変化を好まず、自らのDNAから普段とは違う遺伝子を招集するのです。こうして細胞は自らと周辺システムがコンフォート・ゾーンから追い出されてしまったという事実に対応するべく、その行動を変化させるというわけです。

【株式会社ユーグレナ代表取締役CEOの出雲充氏インタビュー】
新たな歴史の入り口に立ちワクワクするのか、あるいは怖がるのか、人はこの2種類に分かれます。生きるための手本がないだけに、ほとんどの人は怖いという感情が勝るはずです。私だって怖い。
人間は本来、少しずつしか変われません。昨日も今日も明日も、ほとんど変わらないのが生命の本質でして、指数関数的にものすごい勢いで進化するAIのようなテクノロジーについていけない人が大半です。ほぼすべての人は本能に従って、慣れ親しんだ現状にとどまろうとするでしょう。
ビジネススクールでは学生に「Get Out of Your Comfort Zone(居心地のよい空間から飛び出せ)」などと教えますが、居心地のよい空間を飛び出したとしても、生き物にとっていいことなど何もありません。逆に居心地のいい空間を捨てられる珍しい人は、急速に進化するテクノロジーを使って社会の変化を先導できます。
米アップルを創業したスティーブ・ジョブズ氏や、米テスラや米スペースXを率いるイーロン・マスク氏はそうしたタイプの人です。彼らは起業家として成功したので「英雄」として認知されていますが、生物的には「変わった人」なのです。

日経ビジネス

コンフォートゾーンから抜け出すために必要なこと

コンフォートゾーンから抜け出すために必要なのは「途方もない未来をみつめる」ことと「途方もない未来の臨場感を高める」ことの二つです。

途方もない未来をみつめること

たとえば、背伸びすればなんとか届くような未来と、非現実的に思える途方もない未来があるとしたら、どちらの未来の方が実現しやすいと思いますか?

意外に思えるかもしれませれませんが、実は非現実的に思える途方もない未来の方が実現しやすいのです。それはなぜかというと、非現実的な未来のほうが、現状(=コンフォートゾーン)を変えるためのエネルギーが生まれやすいからです。

現実的な未来は脳にとっては現状の一部にしか感じられず、「ああ、この程度の未来なら今までどおりでいいんだ」と判断してしまうのです。だからこそ、現状を突き抜けるような、非現実的で誰もが無理と思うような途方もない未来を設定することが必要となります。

途方もない未来の臨場感を高める

非現実的に思える途方もない未来の世界を強く認識する際に生じる壁として、脳が感じる臨場感というものがあります。

あなたにとって、背伸びすればなんとか届くような未来と、非現実的に思える途方もない未来はどちらが臨場感があるでしょうか?背伸びすればなんとか届くような未来の方がイメージが湧きやすく、臨場感が高いのではないでしょうか?

しかし、そのような現実的な未来では現状維持の力が働いてしまいます。だからこそ、非現実的に思える途方もない未来の方の臨場感を高める必要が出てきます

では、非現実的に思える途方もない未来の臨場感を高めるにはどうすればよいのか?その具体的な方法としては、未来の世界を現在形で描き、感情を表す表現を付加してあげることなのです。

さらに、それを紙に書き出したり、声に出して言うことによってその臨場感はより高まっていきます。心の底から望む楽しい未来を現在形で書き、どんな感情になるかを添えてみましょう

しかし、いくら未来の臨場感を高めても、困難に直面するたびに、「やっぱり、駄目だ、あきらめよう」と無意識の自分が現状維持をさせようとしてくるでしょう。

そのような時には、自分を信じる力が必要になります。

「どうせ無理だろう」という自分の内のネガティブな声を打ち消すように「さて、次はどうしようか?」「大丈夫、あなたならできる」と繰り返し自分に言い聞かせてあげてください

現状維持させようとする自分の後ろ向きなセルフトークを打ち消し、前向きなセルフトークによって、思い描く未来の臨場感を維持するための「踏ん張る力」を自分自身に与えるのです。

やりたいことがパワーを生む

そもそも、非現実的に思える途方もない未来を思い描いても、それが本当に自分のやりたいことかどうかは、大事なところです

自分が心の底からやりたいと思うことであれば、自然とパワーが湧いてきますし、その一部に常に浸っていたいと思うでしょう。夢中になれることに取り組んでいるときには、食事をしなくても寝なくても平気だったりするものです。

「成功する前に止めるから失敗になる、成功するまで続ければ必ず成功する」と言われますが、自分が本当に心の底からやりたいことであるから続けられるのです。

もし、そこに違和感があるとしたら、決してそれを見逃してごまかしてはいけません。

2020年1月26日、ヘリコプターの墜落事故で急死したNBAのスーパースター、コービーブライアントがインタビューで語ったことを最後に紹介しておきます。

「僕はバスケットボールをプレイするのが好きだ。本当に大好きなんだ。好きなことに対して情熱を保てるのは、どんな職業でも同じじゃないかな。それが大工だろうと、建築家だろうと、君のようなライターだろうと。もしも自分の職業を愛しているなら、それに対する情熱は無限のはずなんだ」

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