世界一の大富豪となったロックフェラーのお金の教え

BOOK

「なぜユダヤ人は商売が得意なのか?

今回は”ロックフェラー お金の教え”から、大富豪ロックフェラーの商売の秘訣を考察していきます。

ロックフェラー家の歩み
  • 1839年

    ニューヨーク州リッチフォードにてジョン・D・ロックフェラー誕生
  • 1858年
    友人と共同で会社を設立、南北戦争のあおりで大繁盛、製油所の本格的な運営を始める
  • 1870年
    スタンダード石油会社設立
  • 1874年
    ジョン・D・ロックフェラーJr誕生
  • 1882年
    スタンダード石油トラストを形成、名実ともに「世界の石油王」へ
  • 1890年
    トラスト解散命令
  • 1911年
    アメリカ大統領より、スタンダード石油会社解散命令、ジョン・D・ロックフェラー事実上の引退
  • 1937年
    ジョン・D・ロックフェラー永眠(享年97)

『ロックフェラー お金の教え』から学ぶユダヤ人の商売の秘訣

ジョン・D・ロックフェラーという男

ジョン・D・ロックフェラーは石油の一大帝国を築いたアメリカ史上最大の大富豪だと言われており、その資産額は、現在の価値に換算すると2,530億ドル(約27兆円)に相当します。※以下敬称略

ジョンは、ニューヨーク州リッチフォードで、6人兄弟の第2子(長男)として生まれました。 ジョンの父親エイブリーは、怪しげな薬を売り歩く「山師」のようなセールスマンであった一方、母親は敬虔なクリスチャンとして聖書の教えに則った質素倹約な生活を送り、子どもたちを育てました。

その当時、ロックフェラー家は大変貧しい生活をしており、ジョンは、自ら野菜や七面鳥を売ったり、近所の農夫に年利7%で金貸しをするなどして家計を助けていました。

そんなジョンが、4歳の時から欠かさず続けていたことは、お小遣い帳をつけることでした。彼は1セントだって付け忘れることのない几帳面さと、質素倹約の精神をこの頃に身に付けていたのです。

selective focus photography of person's palm with two coins

その後、ジョンは数学や経理が得意で、高校時代に商科大学のビジネスコースを受講して簿記を学びました。卒業後は、穀物などの委託販売会社ヒュウイット&タトル商会で会計係として働き、忠実な仕事ぶりで高い評価を得ていました。

そんなジョンは、給料のほとんどを母親に渡し、自分で使うのは幼い頃から亡くなるまで続けていた教会への寄付くらいのものでした。

ある時、その教会に災難がふりかかります。教会の建物が借金の抵当に取られてしまい2000㌦の借金が払えないと、教会が売りに出されてしまうことになってしまったのです。

その日から、ジョンは仕事を終えた後に、あちらこちらを回っては教科への寄付を募り始めます。そして3ヶ月後、ジョンの連日にわたる募金活動と教会の帳簿のやりくりで、何とかこの難局を乗り越えることができたのです。その時、ジョンの中に「もっとお金を稼がなくては」という野心が芽生えたのです。

29の名言とエピソードで知る 石油王ジョン・ロックフェラー[英語と和訳] | 名言倶楽部

その後、ジョンは19歳で友人のモーリス・クラークと共に委託販売会社「クラーク&ロックフェラー社」を設立します。開業資金は自分の800㌦の貯金と、父エイブリーからの年利10%の1000㌦でした。

その後1859年にオイルラッシュが到来し、一攫千金を目指した山師が、こぞって土地の買い占めに奔走し始めます。

ペンシルベニア・オイルラッシュ - Wikipedia

そんな中、ジョンも石油がやがて途方もない商売になると直感し、すぐに石油を商品の一部として取り入れていくことになります。ジョンは満を持して、クリープランドにある石油の精製を行う工場を購入します。

そして、ジョンは朝早くから工場に行き、すべての製造プロセスを監督するようになります。化学者を雇って加工効率をあげ、これまで廃棄していた精製工程の副産物を利用する方法を考えるなど、効率よく利益を上げることに注力しました。

ただし、石油が革命をもたらすには、まだまだ貯蔵や運搬方法などに、多くの課題が残されていました。そこで、ジョンが採った戦略は、原油探鉱・生産には手を出さず、輸送部門を独占することで原油生産の支配と製油業者の統合を図るというものだったのです。

そして、その戦略は見事に成功します。その成功の秘訣は、鉄道会社に賄賂を渡し、特別輸送契約の割引運賃によって他社を駆逐したことにありました。

そして1882年、ジョンは「スタンダード・オイル・トラスト」を設立し、原油生産・製油・小売りなど、石油関連企業41社を支配することで市場の90%を独占することになります。

しかし、1890年に「シャーマン・反トラスト法」が成立し、スタンダート・オイル社は34社に分割されました。世界的規模の石油関連企業である「シェブロン」「エクソンモービル」なども、このときスタンダート・オイルから分割された会社だったのです。

こうして、倒すか倒されるかという熾烈な競争を勝ち抜き、原油の精製から輸送、販売まで一貫して扱う石油の一大帝国を築いていくことになったのです。

スタンダード・オイル - Wikipedia

ジョン・D・ロックフェラー お金の教え

私は成功を確信しなければ絶対に事業に着手しない。有望な計画を提案されても、完全に納得しなければ断る。

攻撃には沈黙を守り、自らの行動で答えを示す。

競争は罪だ。

あの時どんなに成功を渇望していたか、けっして忘れることはない。私は貨車の上から下まで駆け下り、駆け上がり、部下たちを急かした。

自分では何もしないで、自己満足という快適な場所からひねくれた分別くさい意見を言うのと、粉骨砕身してたどり着いた確実な結論を述べるのは、まったく違うことだ。

金持ちになることがきみの唯一の目標なら、きみは絶対に金持ちにはなれない。

人の豊かさは、自分の所得に対する願望と支出の関係で決まる。10㌦で豊かな気分になり、他のすべてが自分の望みどおりであるなら、その人は本当の金持ちだ。

お金を儲けるなら、みながパニックを起こしていっせいに売りに出したときに買うことだ。

貧しい金持ちとは、お金だけが好きで、お金以外のことを考えない人間のことだ。そういう貧しい人間は自分の人格も、他人の人格も、高めることができない。

実業家にとって最も重要なことは、他のすべての分野を捨てたビジネスだけの人生にならないようにすることだ。

なかなか財布にお金を残しておけない人がいる。私は小銭を残す大切さを学んだ。お金とは貯めて管理するものなのだと教えられた。

いつまでも自分の役に立つのは、自力でしたことだけだ。

幸せになるための単純な原則が2つある。興味があり、かつ自分がうまくできると思うものを見つけること、それに全身全霊でー自分が持つすべてのエネルギー、熱意、天賦の才能を動員してー打ち込むことだ。

幸せを願い、他人を助けたいとは思っているが、そのための寄付は一財産作るまで待とう、という考えは間違っている。

商売でも、信仰でも、学問でも、適切な関係の基礎は、誠実さだ。

ゴールにたどり着く唯一の道は、絶えず進み続けることにある。

タイトルとURLをコピーしました