Meta Quest2を徹底解剖!特徴・利点・弱点をすべてご紹介

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入門用のVRゴーグルの決定版として、機能面でも価格面でも高い評価を得ていたOculus Quest 2(現在はMeta Quest2へと改称)。

Quest 2は高性能な割に価格が安いことから人気を博し、販売台数を伸ばしていましたが、メタは2022年8月、 Quest 2の価格を改定しました。

新価格は、ストレージ容量が128Gバイトの機種が399.99米ドル、同256Gバイトの機種が499.99米ドルと、いずれも以前に比べて100米ドルほど値上げしました。

価格改定の理由は、製造・出荷するコストの増加のためと言われています。

そんな「Oculus Quest2」を使ってみた感じを率直にレビューします。

ご購入を検討されている皆さんのご参考になれば幸いです。

Oculus Quest2(Meta Quest2)とは?

「Oculus Quest2Meta Quest2)」は、世界的なSNSで有名なFacebook(現Meta社)が開発・販売するVRゴーグルです。

最大の特徴は、パソコンやスマホを接続することなく、単体で利用できるスタンドアローン型だということ。

それでいて、頭部だけでなく体の動きにも対応する高いトラッキング性能を有しているほか、映像視聴やVRゲームなども手軽に楽しむことが可能です。

眼鏡をかけたままでも使用できるので、ユーザーを選ばないことも大きな特徴です。

バーチャルリアリティとは?

VRでは、コンピューターでシミュレーションされた環境が、最先端のグラフィック、最高水準のハードウェアによって構築されています。

VRヘッドセットによってリアルな3D世界に完全に没入できるようになったため、デジタル世界の体験方法が大きく変わりました。

【3D世界に没入できる仕組み】

❶VRヘッドセット:
1つのディスプレイを両眼の間で分割し、それぞれの眼に異なる映像を表示することで得られた立体的な3Dエフェクトにステレオ音声を加えています。

❷トラッキングデータ:
空間内の利用者の位置をトラッキングして、システム内での視点の方向を決定しています。

VRヘッドセットとトラッキングデータの組み合わせによって、臨場感あふれるリアルな体験が得られます。

頭を動かすたびに風景が変わるので、精神的にも物理的にも「ゲーム内にいる」感覚を得られるのです。

VRはどのような人向けなのか

VRは、遊び方、働き方、学び方、コミュニケーション、世界の体験を変える可能性を秘めています

VRでは、新たな世界を探求し、想像もできないような離れ業に挑むことができます。

VRを使って新しい言語を学習したり、世界中のほぼすべての場所にテレポートしたり、国際宇宙ステーションに搭乗したりできるのです。

ゲームはVRにとって欠くことのできない要素となっていますが、VRにはさまざまな用途があり、それらはテクノロジーのさらなる発展とともに拡大の一途をたどるでしょう。

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Quest2の特徴と利点

よかった❶:フィットネスに

運動の面倒くささは、準備の面倒くささにあります。

ジムに行くにせよ、近所をランニングするにせよ、部屋着のまま行くわけにもいきません。

面倒くさい…、また今度にしよう。

そんな面倒くささをすべて排除してくれたのが、VRフィットネスです。

スキマ時間ができればVRゴーグルを装着してすぐに運動開始、汗だくになった服はすぐに洗濯カゴへ、そんなお手軽フィットネスが実現できます。

ただ、Nintendo Switchなどでもフィットネスはできるので、このためだけにVRゴーグルを買う方は多くはないかもしれません。

難点は、VRゴーグルが汗まみれになることと…、個室じゃないとやや恥ずかしいことでしょうか…。

よかった❷:仕事の合間の息抜きに

仕事がひと段落して、気分転換したい時には迷わずVRです。

YoutubeもVR用の360度対応動画は数多くアップされています

リゾート地のVR動画を観て、旅行気分を味わうもよし、耳元から流れるスピーカーで、臨場感あふれる音楽を聴くのもよし、没入感あふれる空間で、アファメーションや瞑想をしてもよしです。

よかった❸:ホームシアターに

Quest2では、映画館を独り占めしている感を味わうことができます。

映画をテレビなどの液晶ディスプレイで観るのとは全く違う体験となります。

自分が貸切の映画館のど真ん中にいて、映画を観ているという感じです。

肌感覚としては、座席の10メートルほど前方に、視界ギリギリ収まるかどうかのワイドスクリーンが広がっているという感じ。

夢のホームシアターがVRゴーグル1台で実現できることを考えたら、これだけでも一見の価値はあります。

Quest2の惜しい点

Horizon WorkroomsではキーボードをARで表示する機能が実装

結論を申し上げれば、惜しいところまでいっているのですが、リアルの作業環境にはまだ及びません。

ただし、克服すべき課題はそう多くはないので、VR上の作業環境がリアルの作業環境を超える日はそう遠くはないでしょう。

では、どのようなところが惜しいのかを説明していきます。

現状のオフィス環境構築アプリは日本語対応していなかったり、キーボード認識がアップルPCのみとなっています

Meta(旧Facebook)社が発表した「Horizon Workrooms」(無料)というアプリでは、上記の点は克服されていますが、

また、「Horizon Workrooms」において、ホワイトボードを使う場合、机上にコントローラーで文字を書いたりするため、ノートPC以外は何もない広い机上(1㎡くらい)が必要なことにも要注意です。

そして、VRゴーグルは重量が503gあるため、リアルでは生じ得ない、首や肩が凝るという克服しがたい難点はあります。

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Quest2の弱点

【Oculus Quest2の弱点】
❶ヘッドセットのサイズ調整が面倒なこと
❷付属の純正ケーブルが短すぎること

ヘッドセットのサイズ調整が面倒

Oculus Quest2の弱点としては、初期に付属しているアイテムがやや使い勝手が悪いということです。

ヘッドセットに初期から付属しているのは、ゴムバンドのみです。

こちらのゴムバンドの最大の弱点はサイズ調整が大変であり、ヘッドセットの重量が前方にかかるため、首や肩がとても疲れます。

この弱点を克服してくれるアイテムが「交換用ヘッドストラップ」です。

このアイテムは前方に偏りがちな重心を全体に分散させてくれるので、首や肩への負担が大幅に軽減されます。

取り付けが簡単かつサイズ調整は、後頭部に着いたハンドルを左右に回転させるだけなのでとても扱いやすいと思います。

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付属の純正ケーブルが短すぎる

初期から付属している純正ケーブルはとても短く(約1m)、電池は初期段階から2時間弱しか持ちません。

だからこそ、充電ケーブルを接続したまま使用するシーンが、とても多くなってくるのです。

この弱点を緩和してくれるのが、別売りのケーブル(4m)です。

これくらいの長さがあると、立ったり座ったり歩いたりしても不都合を感じることがなく、

充電をしたまま使用することができます。

また、USB Type-C(USB 3.1)で片側がUSBの端子となっていることも、使い勝手が良いでしょう。

使用する環境や時間により、必要に応じて購入を検討してみてください。

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