世の中に無料ブログは多く存在しますが、アフィリエイト収入を得ることを目的とする場合には、自分だけのサーバーとドメインを取得して始めることが重要です。
サーバーの契約自体は1,500円/月程度であり、独自ドメインは無料で取得することが可能ですので、かかるコストはたかがしれています。しかし、初めての人にとっては、ドメイン取得やWordPressのインストール方法などが難しく感じるかもしれません。
今回は、初めてブログを開設する人に向けて、ドメインの契約手続き方法やWordPressのインストール方法について分かりやすく解説します。
サーバーとドメインの違いとは?

●サーバーとは、インターネット上の「土地」のこと
●ドメインとは、インターネット上の「住所」のこと
●ホームページとは、その土地の上に建てる「家」のこと
まずは、ウェブサイトを作成するために必要な基礎知識として、サーバーとドメインについて簡単にご説明します。
サーバーは、インターネット上にあるウェブサイトをホストするためのコンピューターのことで、「土地」に例えられます。サーバーには、利用できる容量やパフォーマンスによって、様々な種類があります。
一方、ドメインは、インターネット上でウェブサイトを特定するための「住所」のことです。ドメイン名を入力することで、該当のウェブサイトにアクセスできます。例えば「www.example.com」のような形式で表現されます。
最後に、ホームページは、ウェブサイト上のトップページのことで、サーバー上に建てる「家」に例えられます。ホームページは、ウェブサイトの顔となる重要な役割を担っています。
レンタルサーバーはどれがいい?
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 容量 | WordPressインストール機能 |
---|---|---|---|---|
ConoHa WING | 0円 | 941円~ | 最大500GB | 〇 |
カゴヤ・ジャパン | 0円 | 880円~ | 最大300GB | 〇 |
ロリポップ(ベーシックプラン) | 0円 | 990円~ | 400GB(最大1T) | 〇 |
エックスサーバー | 0円 | 990円~ | 最大400GB | 〇 |
レンタルサーバーは様々な会社が提供していますが、表を見ていただくと分かるとおり、料金設定などに大きな違いはありません。
最大の違いは、ロリポップのエンタープライズプランの場合の最大容量が1T(テラ)と大きいことです。
ロリポップは、ーシックプランでも充分な容量がありますが、画像や動画素材を多く使うWEBサイトであると、将来的に拡張できる点において圧倒的な安心感があると思います。
また、ロリポップの利点は、やはりサーバーの安定性であり、レンタルサーバー稼働率が99.9%という数字がそれをあらわしています。
教育機関でも多く活用されていることからも、サーバーの安定性があるという証明になると思います。ここからは、本WEBサイトでも利用させていただいている「ロリポップ」での各種手続きの流れについてご説明していきます。
サーバーと無料ドメイン申し込みの流れ
まずは、レンタルサーバーを利用して、自分の土地を手に入れることから始めましょう。手順は決して難しくありませんので、安心してください。

まずは、ロリポップのトップページへアクセスし、メインメニューにあるお申込みボタンをクリックしてください。

次にプランの選択ですが、オススメしている「ベーシックプラン」でよいと思います。
容量は400GBあれば充分です。
画像や動画などのコンテンツ蓄積型のブログにおいて、長年運用していって容量が不足してきた場合には、エンタープライズへの転換なども検討すればよいと思います。
各プランの最下部にある「10日間無料でお試し」を選択してください。

次に、「パスワード」と「メールアドレス」を入力してください。

次に、無料ドメインを取得するために、黄色い枠の中の「利用する」にチェックを入れてください。
独自ドメインとは、世界に1つしかないオリジナルのドメインのことです。
自分で好きな文字列を指定して取得することができます。
一度取得したら更新し続ける限り、自分専用のドメインとして会社のホームページやメールアドレス、個人のブログサイトなどに利用することができます。
※このサイトであれば『taikoutatata.com』の部分です

利用するにチェックを入れると、取得する独自ドメインの入力画面がプルダウンしますので、取得する独自ドメインを入力してください。
ムームーID(メールアドレス)、ムームードメインパスワードを入力してください。
入力するメールアドレスはメールが届くものであれば何でも構いません。
ドメインの「.com」や「.net」の部分は、どのタイプを選んでもSEO(検索エンジン最適化)には影響しませんのでお好きなものをお選びください。
すでに使われているものは利用できないので、「取得可能」になっているタイプを選びましょう。
また、 一度決めたドメイン名は変更できないので、永続的に使用するという観点から慎重に決めてください。

次に、SMS認証による本人確認のため、担当者の携帯電話番号を入力してください。
入力した携帯番号宛てにショートメッセージで4桁の認証番号が届きますので、その4桁の数字を入力してください。
SMSの認証が完了すると、お申込み内容入力画面に遷移するので、必要情報を入力していきます。

自動更新設定(契約期間は12ヶ月以上)をすることを条件に、無料で独自ドメインを取得できるので、決済方法はクレジットカードになります。
自動更新設定を解除すると“ドメイン料ずっと無料”の対象外になってしまうので、契約内容の確認や更新の際には注意してください。
もちろん、クレジットカードを使いたくない場合には、 コンビニ支払いや銀行振り込みなどの決済手段を選択することもできます。
その場合には、無料独自ドメインの取得を利用することはできませんのでご注意ください。
とは言え、有料独自ドメインと言えど1,500円/年程度で取得できるのでお好きな方を選択すればよいと思います。
有料独自ドメインを取得するのであれば「お名前.com」で希望するドメインが使えるか確認してみると良いと思います。
以上の入力が終われば、レンタルサーバーとドメインの手続きは完了です。
DNS(ネームサーバー)の設定

まずは、さきほど入力したムームーID(メールアドレス)、ムームードメインパスワードを使って、ムームードメインのコントロールパネルにログインしてください。
メニューの中の「ドメイン操作」内にある「ネームサーバ設定変更」をクリックしてください。

ムームードメインで作成したドメインをロリポップで利用する場合には、ムームードメインのネームサーバー設定画面で「ロリポップ!」を選択するだけで設定が完了します。
ムームードメイン以外でドメインを取得された方は、下記手順で進めてください。

例として、お名前.comでドメインを取得した場合の設定方法を解説します。
下図の赤枠で囲まれた部分、管理画面のネームサーバーの設定 > その他のネームサーバーを使う>ネームサーバー1と2に下記の情報を入力して確認をクリックすれば設定は完了です。
プライマリネームサーバー | uns01.lolipop.jp |
---|---|
セカンダリネームサーバー | uns02.lolipop.jp |
ネームサーバー1にはプライマリネームサーバーの「uns01.lolipop.jp」を、ネームサーバー2にはセカンダリネームサーバーの「uns02.lolipop.jp」を入力します。
独自ドメインの設定方法

次に、先ほど所得した独自ドメインをロリポップに反映していきます。
ロリポップの管理画面を開いていただき、メニューの中の「独自ドメイン設定」をクリックします。

そして、「設定する独自ドメイン」に先ほど取得した独自ドメインを入力します。
また、公開(アップロード)フォルダを必ず入力(フォルダ名はご自身が分かれば何でも構いません)してください。
※このフォルダ設定をしていないと、あとで他のドメインを追加した時に(例えばサーバー上にもうひとつホームページを作りたい場合など)、既存のフォルダに上書きされてしまいます。
最下部の独自ドメインをチェックするをクリックすれば設定完了です。
これで土地(サーバー)に住所(ドメイン)を設定できました。
SSL化の手続きの仕方

次に、サイトの安全性を高めるための独自SSLの設定手続きについて解説していきます。
独自SSLとは、暗号化通信を行うことでサイトへの不正な侵入を防止し、検索結果ランキングを高めてくれる効果があります。
企業のホームページ等はSSL化の有無が安心感に直結するので、必ずSSL化の対応をしておきましょう。
お金のかからない無料のSSLで充分ですし、手続きも簡単ですので、まだ対応していない方はすぐに対応されることをお勧めします。

まずは、ロリポップのコントロールパネルのメニューから「セキュリティ」をクリックしてください。

「無料独自SSLを設定する」をクリックしてください。
無料のSSLでも有料のSSLでも、セキュリティの強度や機能の違いはありませんので、無料の独自SSLの設定で充分です。

「SSLで保護されていないドメイン」が表示されます。
独自SSLを適用するドメインを選択してください。選択後、各独自ドメイン単位で「独自SSL(無料)を設定する」をクリックします。
申請後、独自ドメインの状態が「SSL設定作業中」に変わります。設定が完了するまでに5分程度がかかります。
5分程待ってページを再読み込みすると、設定が完了したドメインは「SSL保護有効」となり、「SSLで保護されているドメイン」に移動されます。
「SSL保護有効」となったドメインで、https://を冒頭に付けたURLでアクセスできれば、独自SSLの設定が完了しています。
WordPressの導入方法

サイト作成ツールから「WordPress簡単インストール」をクリックしてください。

利用データベースは「新規自動作成」を選択してください。
続いてWordPressの設定に必要な事項を入力していきますが、プライバシーの「検索エンジンによるサイトのインデックスを許可する」のチェックは外さないでください。

内容に間違いないかを確認して「インストール」をクリックしてください。これでWordPressのインストール作業は完了です。
WordPressの基本設定

Wordpresの管理者ページURL(https://~/wp-amin/)を開いて、設定画面で入力したユーザー名とパスワードを入れます。
※注)SSL化する前の「http://~」ではなく、SSL化した後のURLである「https://~」で管理ページを開くようにしてください。

まず、メニューの「設定」から「一般」を選択します。

「Wordpressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」の初期設定を確認します。
「http://~」となっていたら、「https://~」に変更してください。
※管理画面のログイン用のアドレスも変わるのでご注意ください。
http://ドメイン名/wp-admin/ ⇒ https://ドメイン名/wp-admin/

次に、メニューの「設定」から「パーマリンク」を選択し、「投稿名」にチェックを入れて最下部の変更を保存をクリックしてください。
ここまでで基本設定は完了です。