オフィスでのビジネスや個人での日常生活において、FAXは重要な役割を果たしています。
しかし、紙文書のやり取りには時間やコストがかかってしまいますよね。
「FAXを低コストで導入できないかな?」
「オフィスを構えないでもFAXを利用したい」
『オフィスがなくたって、どこにいたって、ネットでFAXできる』
いま、新しい選択肢として、インターネットFAXが注目を集めています。
今回は、法人や個人で使えるインターネットFAXの特徴と利点を比較し、どのサービスが最適なのかを徹底解説します。
【この記事の内容】
1.インターネットFAXとは?
2.従来のFAXとインターネットFAXの比較
3.MOVFAXについて
4.eFaxについて
5.結局どちらがよいの?
インターネットFAXとは?
インターネットFAXは、FAXの送受信に通常の電話回線ではなくインターネット回線を使う方法です。
インターネットFAX事業者のサーバーが、FAX機が行っていたデータの変換や再現を行い、データはインターネット経由で送受信されるため、FAX機が不要になる仕組みです。
【送信する場合】
EメールでFAXを送信する場合、FAXデータはインターネットFAXサービス事業者の変換サーバーを通過し、デジタルからアナログに変換されます。その後、アナログに変換されたFAXデータは電話回線を通じて送信され、相手のFAX機や複合機にFAXデータとして出力されます。
【受信する場合】
FAX機や複合機から送信されるアナログのFAXデータは、インターネットFAXサービス事業者の変換サーバーを通過し、アナログからデジタルに変換されます。そして、デジタルに変換されたFAXデータはインターネット回線を通じてメールで受信されます。
インターネットFAXの特徴
|❶アクセスのしやすさ|
外出先でもファックスの送受信ができるため、いつでもどこでも、ファックスを送受信することができます。
外出先でFAXを受信することができるので、営業中でも、旅行先の海でも、山でも、海外でもインターネットに 繋がる 環境さえあればファックスを使うことができます。 社員が全員出払ってしまって、オフィスが無人になってしまっても大丈夫。 インターネットファックスを導入すれば、どこにいてもファックスが送受信可能です。
|❷ペーパーレス化によるコスト削減|
FAX機自体が不要であり、またFAX専用の回線を引く必要がないため、イニシャル・ランニング共にコストが節約できます。
また、受信と同時に印刷をすることが多い従来のファックスだと、無駄な紙が大量に排出されます。インターネットファックスならプリントが必要なものはプリンターでプリントアウトするだけ。インク代、紙代、FAX機だけのためにかかっていた電気代も節約でき、経済的です。
さらに、オフィスが引っ越しても番号はそのまま使えますので、さらにお得になります。
|❸ファックスDM(ダイレクトメール)対策に|
最近多いのがファックスによるDM広告。勝手に送られてくるため、通常のファックス機だと紙もインクも無駄遣いになります。
インターネットファックスなら、必要なデータだけ印刷すればよいので、 DM広告による紙やインクの無駄遣いに悩まされることもなくなります。
|❹デジタルデータ管理|
通常のファックスだと、印刷されたデータをファイルで管理し保存することになりますが、 インターネットファックスなら送受信したファックスはデジタルデータとして管理できます。
過去のファックスデータを探すときも、デジタルならカンタンです。かさばる紙の山からファックスを探す苦労から解放され、紙データの紛失も防ぐことができ安心です。
従来のFAXとインターネットFAXの比較
ネットFAX | 従来のFAX | 従来のFAXのデメリット | |
送受信にかかる時間 | ◎ | 〇 | 従来のFAXは話し中やエラー時のリトライがある。 |
コスト | ◎ | △ | FAX機の購入代、機械の修理代、インク・紙代がかかる。 |
外出先での送受信 | ◎ | × | 外出中はファックスを見ることができない。 |
デジタルファイル管理 | ◎ | △ | 印刷されたデータをファイルで管理する必要がある。 |
MOVFAXについて
MOVFAXは、インターネットFAXサービス事業者の中でも、月額料金が安いことで有名です。
FAX送受信の費用は1送信2枚まで10円(税込11円)、月々1,000枚まで受信無料、通信時間条件なしというのがMOVFAXの特徴です。
FAX受信はお知らせメールを設定できます。
また、受信したFAX原稿は、パソコンなどの画面上で文字や図形の挿入・編集作業ができます。追記して返信する場合も、紙で印刷する必要がありません。
|プラン内容|
サービス名 | プレミアムプラン | スタンダードプラン | |
FAX受信 | 〇 | 〇 | |
FAX送信 | 〇 | 〇 | |
機能 | イメージ編集 | 〇 | 〇 |
マイフォルダ作成 | 〇 | 〇 | |
検索 | 〇 | 〇 | |
サムネイル表示 | 〇 | 〇 | |
ステータス管理 | 〇 | × | |
ユーザー作成 | 〇 | × | |
自動振分け | 〇 | × | |
初期費用 | 1,100円(税込) | 1,100円(税込) | |
月額料金 | 4,387円(税込) | 1,078円(税込) | |
受信料金 | 1000枚まで無料(1,001枚から税込11円/枚) | 1000枚まで無料(1,001枚から税込11円/枚) | |
送信料金 | 税込11円(1送信2枚)※通信時間条件なし | 税込11円(1送信2枚)※通信時間条件なし |
eFaxについて
送信が毎月150枚無料という最大の特典があり、全国47都道府県の番号をカバーしている強みを持つのはeFaxです。
FAX受信お知らせメールを設定できます。
東京03、大阪06など主要都市の市外局番はもちろん、全国共通の050の番号も提供しています。
|プラン内容|
初期費用 | 支払いプラン | 受信 | 送信 | 支払い方法 |
1,000円(税込1,100円) | <月払いプラン> 1,800円/月 (税込1,980円) <年払いプラン> 18,000円/年 (税込19,800円) | 毎月150ページ まで無料 (151ページ目以降) 10円(税込11円)/ページ | 毎月150ページ まで無料 (151ページ目以降) 10円(税込11円)/ページ(国内) ※1ページは60秒ごと に計算されます。 | クレジットカード 銀行振込 口座振替 |
結局どちらがよいの?
|eFaxが向いている方|
送信量で比較すると、103枚~340枚/月の送信量であれば、eFaxの方がコスト的には安く済みます。
また、47都道府県の市外局番を使いたい方には、eFaxをご検討されるとよいと思います。
ただし、efaxには通信時間条件が加味されるので、下記表よりも送信単価が高くなる傾向になることは念頭に入れておいてください。
|MOVFAXが向いている方|
MOVFAXは送信量が103枚/月以下と少ない方、あるいは340枚/月以上と多い方にとってコストメリットがあります。
また、受信量が150枚/月を超える場合には、MOVFAXの優位性がさらに高まってきます。
MOVFAX | eFax | |
月額料金 | 税込1,078円 | 税込1,980円 |
受信料金 | 1000枚まで無料(1,001枚から税込8.8円/枚) | 毎月150ページ まで無料 (151ページ目以降) 税込11円(1送信1枚) |
送信料金 | 税込8.8円(1送信2枚) | 毎月150ページ まで無料 (151ページ目以降) 税込11円(1送信1枚) |
通信条件 | なし。送信単価は8.8円に固定。 | ページ枚数は通信にかかる時間によって異なり、60秒ごとに1ページ。 |
市外局番 | 東京03、大阪06、神奈川045のみオプション対応。 | 全国47都道府県の番号をカバー。 |
こんな方に向いています | ❶送信量が340枚/月以上 ❷送信量が103枚/月以下 ❸受信量が150枚/月以上 ❹通信時間条件なしがいい | ❶送信量が103枚/月以上340枚/月以下 ❷受信量が150枚/月以下 ❸番号にこだわりがある |
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