水道水でもOK?それともミネラルウォーター?あなたにぴったりの飲み水を探そう

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毎日の生活に欠かせない飲み水。

しかし、水道水でもOKなのか、それともミネラルウォーターを選ぶべきなのか、選択肢はたくさんあります。

でも、あなたにぴったりの飲み水は何でしょうか?

結論を先に申し上げておくと、こだわればキリがないし、ご自身の価値観や生活環境に合った飲み水を選択すればよいということです。

この記事では、それぞれのメリット・デメリットを比較し、あなたが健康的で美味しい水を手軽に飲むためのヒントをお届けします。

水道水はそのまま飲んでもよいのか?

日本の水道水は、世界でもトップクラスの厳しい検査をクリアした安全な水と言えます

日本の水道水は1957年に制定された「水道法」により、「水質基準項目51項目」に加え、「水質管理目標設定項目27項目」や「要検討項目45項目」にてその水質基準が厳格に定められています。

それでも水道水の衛生面に対する懸念があるとすれば、ビルやマンションなどの給水方式にあると言えるでしょう。

受水槽の清掃管理の状態

宇部市水道局より

ビルやマンションにお住まいの方にとって、水道水は欠かせないものです。

しかし、給水方式によって水の品質に大きな違いがあります。

ビルやマンションでは、大きく「水道直結方式」と「受水槽方式」の2つの方式があります。

一方、「直結直圧式給水方式」が一般的な一戸建てとは異なり、受水槽方式を採用しているビルやマンションでは、水道水が汚染される可能性があることも。

したがって、所有者や管理者の責任は非常に大きく、貯水タンクの点検清掃を依頼する必要があります。

しかし、現状では10t未満の貯水タンクについては所有者任せとなっており、検査や清掃が行われていない建物が約97.6%も存在していると言われています。

あなたのお住まいやオフィスビルがどのような給水方式をとっているかを確認し、年1回の検査や清掃が実施されているかを知ることが重要です。

飲み水の選択肢は何があるの?

それでは、水道水を含め、その他の飲み水の選択肢はどのようなものがあるのでしょうか?

あなたが知っておくべき飲み水の選択肢についてお話しします。

1.水道水

水道は127円/立方メートルで、1立方メートルは1,000リットルなので1リットルは0.127円程度です。

先述したとおり、日本の水道水は、世界でもトップクラスの厳しい検査をクリアした安全な水と言えます。

基本的にはそのまま飲んでもまったく問題ありませんが、微量な残留塩素やトリハロメタンを気にされる方は、水道水を煮沸することで解決することができます

トリハロメタンは水温が上昇すると増加する性質があり、沸騰直前に加熱前の1.0~3.6倍になるというデータがありますので、必ず10分以上は煮沸してください。

また、煮沸により塩素が除去された水は、消毒効果がなくなるため、細菌が繁殖するリスクが高くなります。

面倒ですが大量に作り置きはせずに、都度飲み切るようにしてください。

2.市販のミネラルウォーター

一般的にミネラルウォーターと呼ばれているものは、採水した地下水に、品質安定のために紫外線・オゾン殺菌やミネラル調整などをしたもののことです。

お近くのスーパーや生協宅配で安いミネラルウォーターが手に入ると思います。

家までの持ち運びが大変である場合は楽天やAmazonなどのネット通販をご利用なさるとよいかもしれません。

3.浄水器(水道水直結)

浄水器を蛇口に設置するだけの手軽さが大きな特徴です。

ランニングコストとしては、電気代がかからず、浄水器レンタル代のみとなります。

|浄水器(水道水直結型)のメリット|

シンクまわりも、蛇口もスッキリ】

浄水器本体がコンパクトなので、蛇口から1m以内であれば、お使いのキッチンに合わせてお好みの場所に設置できます。できれば調理用器具や調味料を置きたいのシンクまわりもスッキリさせられます。

【買い物袋から、重いペットボトルが無くなる】

お店でペットボトルの水を買えば、買い物袋は大変な重さになってしまうだけでなく、両手も塞がってしまいます。自宅にボトルが届くウォーターサーバーがあれば、重いペットボトルを買い物袋に入れる必要がなくなります。

商品名イニシャルコストランニングコスト利点浄水能力
アクアセンチュリー20円月額1,870円(税込)・6年で本体を新品と無料交換
・1年毎のカートリッジ無料交換
11,000リットル
SUPER TARO0円月額1,078円(税込)・3年以上で新品と交換無料
・フィルター無料交換
224リットル

4.ウォーターサーバー(水道水直結型)

水道に直接つなぐウォーターサーバーは、ボトルの交換や置き場を気にせずに使えることが大きなメリットです。

ボトル交換型のウォーターサーバーと違ってかかる費用は毎月のレンタル料だけになります。

ランニングコストとしては、1,000円/月程度の電気代と、サーバーレンタル代、水道料金となります。

|ウォーターサーバー(水道水直結型)のメリット|

ボトルの交換が不要】

水道水直結タイプなので、面倒なボトル交換や水の補充は不要です。お水は自動給水だから便利で使いやすい点がメリットでしょう。

商品名イニシャルコストランニングコスト利点その他
PURESTピュレスト設置代11,000円(税込)月額3,278円(税込)・浄水フィルター無料交換
・訪問メンテ不要
設置工事不要タイプもあり
Aqua Bank登録手数料2,000円月額4,378円(税込)・カートリッジ交換無料
・メンテナンス無料
ボトルに水を注ぐだけ

5.ウォーターサーバー(ボトル交換型)

ウォーターサーバーとは、天然水よりもさらに多い水質検査項目をクリアした飲料水を貯蔵しておく電動式家電です。

いつでも冷水と熱湯が出てくるウォーターサーバーが増えています。

ランニングコストとしては、1,000円/月程度の電気代と、サーバーレンタル代、ボトル代がかかります。

|ウォーターサーバー(ボトル交換型)のメリット|

いつでも熱湯と冷水が使える】

ウォーターサーバーは、お湯を沸かしたり、氷で冷やしたりしなくても、いつでも熱湯と冷水が利用できます。これは、単にお湯を沸かしたり氷をいれて冷やす手間がなくなるだけでなく、お湯と冷水を混ぜる事で、常に適温のお水に調整ができるということです。冷ましたり温めたりするための待ち時間から解放される日常は、ちょっとした事ですが、想像以上に生活の効率が上がります。

商品名イニシャルコストランニングコスト利点その他
amadanaスタンダードサーバー/PREMIUM WATER0円月額3,974円(税込)/天然水24リットル・サーバーレンタル無料
・デザイン性の高さ
3年間の契約縛りあり
Smart プラス/コスモウォーター0円月額4,104円(税込)/天然水24リットル・サーバーレンタル無料
・デザイン性の高さ
2年間の契約縛りあり
富士おいしい水0円月額2,909円(税込)/天然水24リットル・サーバーレンタル無料
ボトル4本無料プレゼント
契約縛りなし

6.電解水素水

水素水とは文字通り、「水素を含んだ水」のことです。

電解水素水はアルカリ性の水であり、胃腸症状改善にあります。

電解水素水(アルカリイオン水)を日々飲用することで、胃もたれや胃の不快感を和らげ、また胃腸の働きを助け、お通じを良好にします。

また、電解水素水は原水に比べて5~20%ミネラル類を増加させます。

電解水素水整水器レンタルではなく購入となるので、イニシャルコストは高くなります。

ランニングコストとしては、1,000円/月程度の電気代と、年1回交換が必要なカートリッジ代で10,450円/回がかかります。

結局どの選択肢がいいの?

日本の生活用水の1人1日の平均使用量は、289リットルと言われていて、飲料水などとしておなかの中に入るのは、せいぜい5リットル/日(2%弱)ぐらいです。

この摂取量は、飲み水(せいぜい1.5リットル)がすべてではなく、食事から摂れる水分も含まれています。

下記の比較表では、ウォーターサーバーのボトル2本の容量である24リットル/月に合わせて比較検討してみたいと思います。

イニシャルコスト(最安)1リットル当たりの単価(最安)コメント
水道水0円0.127円/リットル安全性は担保されているので、水道水でOKという選択肢も全然アリ!
市販のミネラルウォーター0円54円/リットル
※キリン LAKURASHI(Amazon)
ミネラルウォーターの選択肢では最安!
浄水器(水道水直結)0円44.9円/リットル
※SUPER TARO
水道水の浄水では最安!
使用料が増えればさらに割安に!
ウォーターサーバー(水道水直結)2,000円~11,000円136.5円/リットル
※PURESTピュレスト
水道水の浄水としては割高…
使用料が増えれば割安に!
プラス電気代がかかる
ウォーターサーバー(ボトル交換型)0円121.2円/リットル
※富士おいしい水
市販のミネラルウォーターより割高…
プラス電気代がかかる
電解水素水151,800円36.28円/リットル
※カートリッジ交換代を月割り
イニシャルコストが圧倒的に高い孤高の存在(こだわりの方向け)

まとめ

●水道水でも問題ないと考える人へ:
日本の水は非常に安全ですので、正直なところ水道水でも十分だと言えます。ただし、少し不安がある場合は、水道水を浄化する浄水器(水道水直結タイプ)を使うことをおすすめします。ウォーターサーバー(水道水直結タイプ)も、使用量が増えると割安になりますが、浄水器よりもメリットを感じにくいかもしれません。

●水にこだわりたい人へ:
水にこだわりがある場合、市販のミネラルウォーターが一番適しています。持ち運びが大変な場合は、Amazonや楽天などのネット通販で注文すれば自宅まで届けてもらえます。ウォーターサーバー(ボトル交換タイプ)は、電気代もかかり、ボトルの保管場所や交換手続きが必要で、少し面倒かもしれません。水に本当にこだわりがある人は、ウォーターサーバー(ボトル交換タイプ)よりも、電解水素水を選んだ方がいいかもしれません。

最終的には、自分に合った飲み水を選ぶことが大切です。この情報が、適切な選択をするための指標になれば幸いです。